プロローグ

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そんな俺の質問に対して、ハルヒは爛々と真夏の太陽のように目を輝かせながら答えた。 「んっふふ~羨ましいでしょう~」 イヤ、全くもってそんな事はない。明らかにマイナス面が大きいだろ! 「まぁ、あんたはそうかもね、実はね、昨日寝て、夢見て、今日、朝起きたらいきなり縮んでたのよ!ほんとびっくりしたし、全く訳がわからないわ!ほんとに迷惑な話ね!」 迷惑といってる割にはとても、嬉しそうに跳びはねて話すんだな。 「きっと、私は黒の組織の陰謀に巻き込まれたに違いないの!きっとこの前一人で遊園地に行ったのが行けなかったのね。きっとそこでは闇の取引が行われていたの。で、偶然取引を目撃してしまった私を後ろからドカーン!そして、謎の毒薬を飲ませ私が死んでしまったと勘違いして立ち去る男達!そして、縮んでいく私の体!」 待て待て待て待て待てよ!明らかに、妄想と現実が入り交じってるぞ! それに、この前といったがお前が遊園地に一人でいったのはいつの話だ。一ヶ月前?お前は本当のお馬鹿さん、バーローになっちまったのか!?俺より期末の点数断然よかったくせによ。それとも何か、体が縮んで脳みその皺は広がっちまったてか? お前の話を信じるとすると、体が縮んだのは昨日だって話じゃないか!
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