316人が本棚に入れています
本棚に追加
プロローグ
いったい何だってんだろうな。
ここ最近の俺の日常からの逸脱ぶりは。
朝比奈さんのお手をお借りして、北高に入学する以前の俺に対して耳打ちしてやりたいもんだ。
涼宮ハルヒに近づくな。
さもないと、お前、これからすっげー大変なことに巻き込まれるぞってな。
まぁ、純粋な少年であった俺はきっとそんな訳の解らん戯言信じないだろうがな。
さてさて、ここまで全く事件とは関係ない話をくっちゃべってきたわけだがそろそろ本題に入ろう。
断言する。
あの時の俺は平常な精神ではなかった。
あのハルヒがあんなことになっちまったときは、思わず人目も憚らず泣いちまった。
ともかくだ。
一言いっておく。
ハルヒを泣かす奴は誰であろうと許さん。
それが朝比奈さん長門だったとしてもだ。
古泉?あんなやつはいつでもぶん殴れる。
まぁ、奴は軽やかに俺のパンチなんてかわしちまうだろうがな。
例えばそう、その下手人がが俺自信であってもな。
異変は一月、あのてんやわんやながらも楽しかったと素直に言える冬休みを終えた時から起こり始めた。
誰が、一目見てもわかる形でな。
最初のコメントを投稿しよう!