遮断

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とにかく休め。 それから考えろ。 そう言って 私の肩を優しく叩くと 志藤くんはすぐに 持ち場に戻っていった。 仕切られたカーテンの中 一人きりになり ようやくがちがちに 力が入っていた全身を 落ち着かせることが出来た。 冷静になったところで ため息以外出てこない。 最悪の事態だ。 よりにもよって あんな男と 再会してしまうなんて。
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