ようこそ、僕のセカイへ

4/11
前へ
/27ページ
次へ
息も出来ないほどの風がわたしに向かって体を預ける。 全体中がのしかかって、わたしは重心が後ろに下がった。 とても速い風なのに、重心の移動は嘘のように遅かった。 音に対しては軽い床に出会い、感覚がわたしの体に宿った。 (やわらかい) 風と手を繋いで、“赤”も走って行く。 .
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加