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「何を仰います、マリア
あなたの中には、確かに伝説ポケモンと通じる力が存在します。
その証拠に、洗礼を受ける際、ゼルネアス様の御神体である御神木からヒーリングの力を授かったではありませんか…」
「それは、たまたまです…
たまたま、私がその能力を与えられただけです…」
「…では、ゼルネアス様が気まぐれにあなたに能力を授けられたと?
それは違いますね。
私が思うに、ゼルネアス様はあなたに仰りたかったのでしょう…
あなたは
『我がパートナーに相応しい』と…」
「…!
そんな…!
恐れ多い事でございます…!」
と、マリアはギューフに唇に人差し指を当てられ…!
「大声を出さないように…皆が起きてしまいます。」
「す、すみません…///
でも、私がゼルネアス様のパートナーに相応しいだなんて……///」
「あなたは美しい方だ
外見だけではありません、心も美しい…」
「ギューフ様…///」
「伝説ポケモンは聖なる存在、そのため、その人間の内面の美しさを見抜きます。
あなたは純粋、且つ澄んだ心を持つ…
それに、この通り信仰心も厚い
ゼルネアス様はあなたのそういう所に惹かれたのでしょう…」
「(そうなのですか…?
ゼルネアス様…)」
―一方、ここはエイセツシティに近い20番道路…迷いの森。
その森では、炎をイメージする派手な赤いスーツ姿に、目には赤いサングラスをかけ赤い髪をした男女があるポケモンを追いかけていた…
「ハアハア…
ボスとバーサ様の狙い通り、やはりこの森に生息していたようだな…」
「チャンスよ…この機を逃してはいけないわ!
必ずあいつを捕まえてボスに献上するのよ!」
「「待てーーっ!!」」
そのポケモンとは、破壊を司る伝説のポケモン・イベルタルだった!
「イガレッカッ!!」
一方、その様子を高い木の上で見ている者が……
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