遊戯の代償

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「いただきます」 トーストに目玉焼きと順番に食べ進める。 いつもは一人で食べてるからか、何だか不思議な感じ。 「美味しい」 「こんな単純なものがか?」 「ええ、そう。おかしいわよね」 「おかしいな」 二人して顔を見合わせ小さく笑む。 今まで関係して来た男と朝を迎える事は滅多に無く、あったとしてもこんな風に食事をしたりはしない。 なのに今こんな事をしている自分自身がよくわからない。
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