第2章

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クレアの部屋を 開けた お母さんが 薄暗い部屋へと 入って行く 中ははっきりとは 見えなかったけれど 何かが床いっぱいに 散乱していた 化粧品だった 割れた鏡も見える カーテンは破かれ 壁も引っ掻いた痕 ベッドの上で布団に 丸まるクレアがいた 顔は 見えなかった けれど この部屋の状態と匂い そこから窺い知るだけでも クレアも相当荒れていると わかった
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