第2章

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「やだ 出てってよ 信じらんない」 クレアが大声で言う お母さんの顔を見たのも 恐らく 久しぶりなのではと 思った 「どうせ こんな姿で 私の娘なのに汚いって 言うんでしょ だったら 見ないで あたし 本当は あの時 刺されて 消えたかったのに」 クレアの声が 震えている すると お母さんは 「髪が ぐちゃぐちゃね」 と呟いた
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