第2章

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「ブラシは… あぁ ここね」 そして お母さんは クレアの乱れた髪を 梳かし始めた 「綺麗な髪… 髪だけじゃないわ あなたが生まれたとき なんて綺麗な子を 授かったのかしらと 思ったわ」 「うそ」 あたしのこと 憎かったんでしょ だから 蔑んで パパといると 嫉妬したりしたりして 嫌がらせして 「パパ そうね あの人が あなたにあんなに 粘着しなければ 私ももっと普通でいられたわ」 やっぱり とクレアは 乾いた笑いを零した
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