#1 鍋を年中おいしく感じる気がしたら負け

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「うるせぇなー…晩飯呼び出したのはお前だろうがハルー黙って食べようぜー」 騒いでいる俺たちから少し離れて取り皿の中をせっせとたいらげているのが、この佐藤 涙児(さとう るいじ)というヤツ。 名前からして永遠の二番手感が否めないのでついたあだ名がルイージ。 俺、姫さん、マリーは仲良く揃って同じ階だが、コイツだけは一つ下の階だが何故か仲良くなったのでたまに俺の部屋に遊びに来させる。 年がら年中カップ麺ばかり食っているやつだから俺より早く死ぬと思っていい。 体が麺で構築されているであろうコイツは603号室。 つまり俺の部屋の真下だ。
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