初作だったハイファンタジー『紅の鳳凰』

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応募してみたくても、文字数が多すぎて規定からはみ出してしまう。しかも、短くしようにも、どのエピソードも後々の展開に必要な場面が多いので、なかなかカットできず… そんなこんなで、字数制限のない某新人賞に応募して以来、あまり賞には出せないのが現状です。 一方で、物語的にはこの作品が一番かなと自負しております。 物語の構成練るのだって、いろいろトータルすれば5年はあっただろうし、難しい作風でも登場人物の描写とかがしっかりと書けたから、不満もなし。 2次元作品ではない完璧オリジナルだし、キャラへの感情移入もしやすかった。 文にはしていないですが、登場人物5人の昔を描いた短編的なのの構成も頭の中にまだ残っているかんじです。あと、タイトルも無難だったかな?とか。笑 私にとっての『紅の鳳凰』は、初作品ながらもファンタジー要素出し切ったかも?な作品といった所でしょうか。 第2回 主要キャラや物語のあれこれ 1.主要キャラのあれこれ ●愛されキャラの主人公・セキ  『紅の鳳凰』を書く前とかは少年漫画をたくさん読んでいたので、主人公は自動的に男の子だ!という所から始まりました。年齢を19に設定したのは、(現代では)子供から大人になる直前!という複雑な世代にしてみようかなといった所です。 彼の名前を漢字で書くと「関」。「関係」とか「関連」。あとは「関所」とかでも使われる漢字ですが、何かしら人や物と「関わりを持つ」という意味合いでこの名前をつけました。 因みに、彼の兄・セツナの名前を漢字で書くと「刹那」となります。 趣味とかの設定は、彼が一国の皇子と決めた後に考え付きました。これは、他の登場人物も同様です。茶道や着付けといった日本人っぽい趣味は、ある程度育ちが良くないとできない事から、「金銭的には恵まれていた」と。一方、大人数を必要としない趣味にしたのは「家来はたくさんいても、本当の友達は少なかった」という皇族ゆえの寂しい幼少時代を思い描きそうなというのを読み手にわかってもらえれば、嬉しいなとか当時は考えていました。 また、執筆が中盤へいった頃に思ったのは、「彼は王道RPGの主人公みたいな無敵ヒーローとは言い難いが、周囲に愛されるキャラなんだな」という事です。書き始めの時はそこまで考えていなかったですが、書いていく内に、そんなかんじになったのかも? ●秘密を少しずつ明かしていくのが楽しみだったヒロイン・ミヤ
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