初作だったハイファンタジー『紅の鳳凰』

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 主人公が剣士という事で、王道でいくとヒロインは剣士以外の職業といった所かもですが、彼女の場合は「盲目の女剣士」というイメージが最初からできあがっていたので、そのまま通しました。名前の由来は完全に皆麻による造語ですが、「共存」はこの作品のテーマともいえます。正確にいうと、「共に生きる喜びを知る事」です。 ミヤは人間と魔族の血を引く混血児(ハーフ)という事もあって、設定はかなり綿密になったのかもです。また、謎が一番多くしたのも彼女。皆麻の脳内では後々の展開が出来上がっていて、それを少しずつ明かしていくのがサスペンスちっくで楽しかったですね♪ 因みに、テイルズオブエクシリアの主人公・ミラと名前が似ていますが、決してパクったわけではありません。むしろ、エクシリアの方がこの作品よりも後に出ているし…念のためお伝えしておきます (苦笑) ●途中で設定を変えた魔術師・ランサー 彼の名前、最初や姓である“ピカレスク”は本当に思いつきでしたが、今にしてみれば悪くはなかったかなと思ってます。また、“ゼロ”は元々魔術師にするつもりだったので、魔術と関係ありそうな図形(この場合、0は魔法陣の円を示す)というつもりで入れてみました。 実は彼、初期設定では「天涯孤独な天才魔術師」だったのですが…第十章辺りを執筆していた時に「やっぱりもっと深くしよう!!」となって「デステニーロ族の生き残り」という具合になりました。これを元に書いたのが、第十四章になります。 余談ですが、感想戴いた中で、主人公のセキ君よりもこっちの方が人気らしいです。女ったらしで口が軽そうな一方、勘が鋭く、魔術も主席卒業するくらいの腕前。そして、メンバーの中で一番冷静というギャップによるのでしょうか? ●感情移入がしやすかったガンマン・ソエル 冷静沈着なヒロイン・ミヤとはほぼ真逆な性格のソエル。年齢もメンバーの中で最年長(物語序盤では)という事もあり、大人っぽさも兼ねたキャラ。明るくてサバサバした一方、幼少時に経験した内戦による心のキズを持つという設定は良かったかなと思ってます。 第四章で泣きつく所や、第八章でセキの父・シガラミと対面するシーンではすごく感情移入がしやすくて、描きやすかったのを今でも覚えています。また、彼女を取り巻くサブキャラとかも、結構お気に入りですね♪ ●シリアスもコミカルも両方楽しめた格闘家・シフト
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