89人が本棚に入れています
本棚に追加
「そういや笑美。
お前、明日休みなんだって?
もしこれから予定がないなら、お前ん家行って一緒に曲作りたいんだけど。」
「はぁ?私も一緒に・・・?」
唐突に弾は私の家に来ると言い出した。
その目的は決してやましいものではないが、私はどうしても気が進まなくて・・・。
「やだ!
部屋の中散らかってるもん。」
取って付けたようなありきたりな文句。
そんな見え透いた嘘に、弾はフフッと笑みを返す。
「じゃあ、俺が片付けてやる。
ってな訳でそろそろ準備しろ。
もうすぐ終電の時間だ。」
最初のコメントを投稿しよう!