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「お世辞だよ。
だってあの子たちの方がスタイルいいし・・・。」
気にしてしまうのは顔よりも体型。
ずっと太ったこの体型にコンプレックスを抱いてきた私だから。
地元にいた頃よりは少し痩せてまともになったものの、まだまだ理想とする体型には程遠かった。
「ふぅん・・・。
俺からしてみれば、化粧で誤魔化してるあいつらよりもお前の方が充分いい女だと思うけどな。」
「は・・・?
何言ってんの、あんた・・・。」
私は弾の発言に驚き思わず大きな声を出してしまった。
「あ・・・!!」
思わず目が合った。
会計カウンターの脇から私たちのいるカウンターを覗く2人の女の子。
私はさっきまでの彼女たちの会話をこっそり聞いていた事がばれてしまい、気まずい笑みを浮かべながら彼女たちに会釈をした。
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