春恋桜歌

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   「純平君が禁止にするから悪  いんだよ。ずっと言いたかっ  た言葉が貯まってしまって、  止まらなくなってしまった」   意地の悪い笑顔で牧村は純  平を追いかける。  「どんなシステムなんですか、  それはっ!?」  「フフッ。まだまだ言い足り  ない、言ってもいいかい?」  「ダメです!俺を殺す気です  かっ!?」  「大丈夫。照れて死ぬ人はい  ないよ」   湯船からも逃げようとした  純平の腰を掴んで引き止めた。  抵抗されながらも自分と向き  合わせて、真っ赤になった顔  を堪能する。  「な、なんで意地悪なスイッ  チ入っちゃったんですかっ。  さっきまで優しかったのに~」  「だから、禁止するからだよ」  「う~」
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