記憶

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「一生添い遂げたいと 思う女ならば、 自分の弱さも、 ダメなところも、 全てをさらけ出して 向き合わなければ、 どれだけ時間をかけても 分かりあえないままだぞ」 「……………」 「高野を巻き込みたくない お前の気持ちは分かるけど、 逆の立場で考えてみろ。 もしも高野の実家が そういう家柄だったとして 高野がそれに悩んでいたら お前はどうする?」 「…それは…」 言葉に詰まった俺を見て 近藤部長は小さく笑った。
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