記憶

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「部長、ちょっといいですか?」 「うん?どうした?」 「…ここではちょっと…」 俺の様子を素早く察知したのか 近藤部長は目だけで 場所を変えようと合図してくれた。 NGになったスポンサーの 数の多さにため息をつく 奈緒を横目に見ながら 俺は近藤部長と共に 企画部のオフィスを出て 会議室へと向かう。 部長になんて話そうか…。 そんな事を考えながら 会議室のドアを閉めた瞬間、 振り返った近藤部長が 言葉を放つ。
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