「アシンメトリー」

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こんな風に会話するのって本当久しぶりだから戸惑う。 「あれ?」 首を傾げて不思議そうにする朔タロー。じっと見つめられて思わず顔を背けた。 「唯乃さん大丈夫かな」 「…は」 何その呟き、失礼だから。なんなの本当。 睨みも込めて見上げるとフェミニンに、ふふっと笑った。 「顔が赤いから暑さにやられちゃったのかなぁと思って」 「…っっ!?」 信じられない。暑くても顔に全く出ない涼しい顔のつくりをしてるのに。 顔が赤いって…それってつまり 「まさか僕と話してて照れちゃった?なんてことは無いよねぇ」 「黙って」 私が照れとかあり得ないし。こんな顔して赤面とか全然可愛くないし引かれる…
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