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ゲームのしすぎで寝不足だった僕は早めに楽屋に来ていた。
理由は勿論睡眠のため。
机に伏せて目を瞑ると、すぐに眠ることができた。
「おい菊地。」
誰かに呼ばれて目が覚めた。
「……ん」
誰?
「もう放課後だぞ。部活は?」
あぁ、そうか。
授業中に眠ってしまったのか…。
時計を見ると午後4時過ぎ。
今から部室に行くのも面倒くさい。
無断で帰ってやろうか…。
けれど後の事が怖い。
部長は優しい顔ですごく厳しくて怖い。
遅れても一応行った方が身のためかも…
そう思って部室へ向かった。
廊下を歩いて『美術』と書かれた教室の前にたどり着く。
遅れるだけで怖いからな…あの童顔メガネ
こんな事言ってたら絶対殺されるケド…
意を決して教室なドアを開けようとする。
が、鍵がかかっていた…
何故に…
えっと今日は木よ…
「何だよもうー」
部活休みじゃん…
「何してんの。」
「うわっ!びっくりした…」
いきなり後ろからくるか?普通
「びっくりしたのはこっちだよ」
「何?」
「ここで何してたの?」
「別に何もしてない。そっちは?」
「美術部?」
「そうだけど。話聞いてる?」
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