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「今日は入学式か。」
たまたまだけど怜夜と同じ高校でよかった。
制服のネクタイを締めて家を出る。
「行ってきます。」
其処でばったり会ったのは怜夜だった。
今年も2人、同じ制服を着ている。
たまたまだけどね
「おはよう」
「……ん」
起きてるの?
「眠そうだな」
「ねむいもん」
だろうね
目を擦りながら歩く怜夜の横顔を「かわいぃな…」なんて思いながら見ていると、フと此方を見た。
あっちに何かあるのかな?
「どうした?」
「こっちの台詞。僕の顔に何かついてる?」
気付いてた!!
「いや、何でもない。」
「あそ。」
やばいやばい!
何してんだ俺っ!!
何で男のっ!しかも怜夜をガン見って!!!
あー自分がわからない…。「何してんの。」
「うわっ!」
こいついきなり目の前に!///
しかもいきなりその声とか「1人で十面相してる。今度は赤くなった。ナンデ?」
「い、いや。なんでもない。 気にしないで。」
やばいやばい!!
「変なの」
確かに変だよなっ!
病院行った方がいいかも俺…
精神科……
「おーい。聞いてる?」
「え?何?」
「やっぱり……」
「え?」
「着いたんだけど」
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