中3 出会い

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「今日は入学式か。」 たまたまだけど怜夜と同じ高校でよかった。 制服のネクタイを締めて家を出る。 「行ってきます。」 其処でばったり会ったのは怜夜だった。 今年も2人、同じ制服を着ている。 たまたまだけどね 「おはよう」 「……ん」 起きてるの? 「眠そうだな」 「ねむいもん」 だろうね 目を擦りながら歩く怜夜の横顔を「かわいぃな…」なんて思いながら見ていると、フと此方を見た。 あっちに何かあるのかな? 「どうした?」 「こっちの台詞。僕の顔に何かついてる?」 気付いてた!! 「いや、何でもない。」 「あそ。」 やばいやばい! 何してんだ俺っ!! 何で男のっ!しかも怜夜をガン見って!!! あー自分がわからない…。「何してんの。」 「うわっ!」 こいついきなり目の前に!/// しかもいきなりその声とか「1人で十面相してる。今度は赤くなった。ナンデ?」 「い、いや。なんでもない。 気にしないで。」 やばいやばい!! 「変なの」 確かに変だよなっ! 病院行った方がいいかも俺… 精神科…… 「おーい。聞いてる?」 「え?何?」 「やっぱり……」 「え?」 「着いたんだけど」
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