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「やっぱ痛いか。悪い、もうちょっと我慢しろ」
一本だけ差し込まれた指が中を掻き回すように動かされる。
その動きでさっきまで勃ち上がりかけていた俺の息子が、どんどん元気を失っていってるけど。
「はっ……動かさ……ないで」
ズルリと指が引き抜かれたかと思うと、宮園様が指先にボディーソープを足して再び入り口付近に塗りつけてくる。
そして今度は二本の指を中に捩じ込んだ。
「ぅあっ! 痛っ……」
「コウ」
スポンジを浴室の床に落とし、宮園様が背後から俺の身体を抱き締める。
「大丈夫だから、な?」
宥めるような宮園様の優しい声に、ゾクリと腰に痺れが走った。
宮園様、ズルイ。
そんな優しい声で言われたら、ホントに大丈夫って気になるじゃん。
「コウ」
名前を呼びながら宮園様が俺の耳朶を口唇で挟む。
「あっ……!」
力が抜けた隙を見計らって二本の指が奥まで辿り着き、中を拡げるようにグッと指を開かれた。
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