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少しピリッとした痛みに小さく呻くと、俺の身体を支えていた宮園様の手が泡と共に乳首に触れる。
先端を撫で、指先で押し潰すその動きに、徐々に強張っていた身体から余計な力が抜けていった。
「はぁっ……ぁっ……そこっ……」
壁に手をついたまま、胸に意識が集中する。
そうされている内に中に入り込んだ指がグリグリと内壁を擦り、三本目の指が埋め込まれた。
確かに痛いのは痛いんだけど、それだけじゃない気がする。
中を擦られる度に腰が疼いているのだから。
「ふぁっ……宮園様っ……」
「まだ痛いか?」
「んんっ……大丈夫っ……です」
痛みにも慣れてきたのか、少し余裕が出てきた。
俺の太股に押し付けられた宮園様のモノが、熱を含んで勃ち上がっているのが解るくらいには。
宮園様……辛くないのかな?
というか、俺の中に挿れたいって思ってるんだよね?
「みっ……宮園様っ……」
「ん?」
「挿れて……ください……」
恥ずかしさから小声になってしまったが、エコーの効いたお風呂場ではちゃんと宮園様にも聞こえたみたいなのに。
「バーカ」
何故か笑いながら罵られてしまった。
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