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服の上から触られているだけなのに腰が疼いて、宮園様の背中に腕を回し、昂りそうな熱を落ち着かせようと息を吐いた。
この流れは……何となくヤバイ気がする。
「宮園様っ……ダメですって」
「ダメ? 何が?」
「解ってるクセに!」
宮園様が俺を抱き締めたまま身体を前に移動させるから、必然的に俺も後ろ向きのまま後退る形になる。
ふくらはぎに何かが当たったと思ったら、そのまま後ろに押し倒された。
「ぅわっ! え、ベッド?」
ここでやっと俺から離れてくれた宮園様が、スカートから伸びた俺の片足を持ち上げる。
「やっ……何してっ……」
「動くなよ」
ベッドの下に蹲り、宮園様が俺の太股の内側に口付けて。
皮膚の薄い部分を強く吸われ、ビクリと身体が震えた。
「はぁっ……んっ……」
吸い付かれた箇所に舌を這わされて、俺の口から吐息混じりの声が漏れる。
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