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何か……ムラムラしてきた。
そりゃ、こんな風に触れられたら仕方ないよな。
「みっ……宮園様……」
上半身を起こすと、俺の足の間で上目遣いをしている宮園様と目が合う。
キス、してほしいな。
足ばっかりじゃなくて、ちゃんと口に。
「あ、あの、みや……」
違う、こういう時はアレだ。
「ゆ……唯……キス、して……」
恥ずかしさから声が小さくなってしまったが、宮園様の耳にしっかり届いたらしい。
ニヤリと笑った宮園様がベッドに手をついて身体を乗り出し、口唇を重ねてきた。
「んっ……」
すぐに離れてしまった口唇に、不満気に宮園様を睨み付ける。
「何だよ」
こんなんじゃ足りない。
それを解ってて宮園様はわざとやってるんだろうな。
「もっと……」
「もっと、何?」
「うぅ……」
宮園様の意地悪。
さっきのだって、結構勇気を振り絞って言ったんだぞ?
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