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「という事は、襲えって事なんだな」
「へ?」
宮園様がゴソゴソと手を動かし、俺が着ているYシャツのボタンを外して脱がしにかかる。
その手が俺の乳首を掠めて、ゾワリと腰の辺りがざわめいた。
「え、あの、それは……」
「この状態でお預けは無しだろ」
視線を下げると、スウェットの下で宮園様自身がバッチリ主張している。
確かに俺も……このままお預けは辛いかな。
「じゃ、お願い……します?」
「何だよ、ソレ」
スウェットの上だけを脱ぎ捨て、宮園様がベッドに乗り上げて来た。
「あの、ローションとゴムは……」
「ある」
宮園様のベッドの脇にあるちょっとした物を置けるスペースには、ゴムの入った箱とローションのボトルが常に置いてある。
というか、いつもする時は宮園様のベッドでだし。
ちなみにドラッグストアで買ってきてくれたのは宮園様。
俺は恥ずかしくて買えないのに「無いと出来ねぇだろ」と堂々とレジに持って行ったのだから、さすが宮園様だ。
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