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マサは髪をかき上げる。
「君がメガネ女子を心の底から愛してるのは、
僕もよーく知っている。
だがそれを表に出しすぎだよ」
「インテリ系かつ抜群なスタイルでスーツを着こなす恭子先生なら、
絶っ対メガネ似合うだろ」
「そういう問題じゃないんだよ」
「ならどういう問題だ?」
マサはガクンと項垂れる。
もう何を言っても無駄だと悟ったのだろう。
今が好機と察し、
俺は持論を展開する。
「マサ。
メガネとは一体何だ?」
「またその話か・・・・・・」
もううんざりだとその目線が恨めしげに問いかけていたが、
言わなければ何度も聞いてくると観念したのだろう。
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