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力が抜け、だらしなく開いていく腿は、
すでに圭介を欲しがってる証拠。
でも、
何とか絨毯に足の裏をつけ、
もう少し踏ん張るように指令をだした。
「( 圭…介……、これ、解いて……)」
屈するような情けない声で懇願すると
行為の手が止まった。
あたしの顔の真上に圭介の顔が来る。
「(ね? いいでしょ? もう、抵抗しないから…
だって、これ以上もがいたりしたら、
服が伸びて、着られなくなっちゃう)」
「(お気に入りだって言ってたもんね、これ)」
なぜだか意味ありげにくすっと笑う圭介。
「(うん)」
「(でも、解く気はないよ)」
「…っひゃ、ちょっと!」
納得して解いてくれるのかと思えば、
再び二の腕を掴まれ、耳の輪郭を舌でなぞりはじめた。
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