番外編④ 新谷家のあま~い休日

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圭介はそんなあたしの心を見透かしたように 絶妙なタイミングで 鼻にかけた厭らしげな笑みを出した。 「(ふっ、思うように動けない上に 声も出せなくて苦しい?)」 え…?  ちょっと、 何よこの、 確信犯的な発言は……? 「(この前の仕返し、 たっぷりさせてもらうから)」 「…っ!」 クリスマス・イヴのことを 言ってるのだ、とピーンと来た。 どうりで。  さっきからの丁寧すぎるほどの愛撫は 焦らして苦しめるのが目的だったのか……。 ……てか、 密かに根に持ってたのか……。
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