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「あ……」
しまった、髪の毛が顔にかかったかな?
お姫様のキスで王子様が目覚めちゃった。
「七海、かわいいことしてくれるね」
圭介が不敵な笑みを見せた、
「起こしちゃったね、ごめんね?」
……と思ったら、あたしの首筋に腕がまわって。
顔をあげようとしていたのに再びぐっと引き寄せられた。
「っ…っん、」
あっという間に唇を奪われて。
真っ昼間だというのに、
やたらと長くて濃くて
妙に甘ったるいキス……
気持ちいいけど、
でも、いい加減、中断しなきゃ……
そう思って少し引き離したんだけど、
逃がすものかと言わんばかりに後頭部に掌がまわり、
がっつり掴まれて。
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