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「ん?今何かした?私を殴ろうとしたように見えた気がするけど、気のせいだよね。私の食器を持ってくれようとしただけだよね。こんな可愛い妹を殴ろうとするなんて、素行の前に視力を矯正しないといけないもんね。」 これは何だろう。 マグマのように熱くドロドロとした感情が爆発したように湧いてくるんだが。 答えの導き方は既に分かっている。 きっと、目の前にいる少女を一発ぶん殴れば解るだろう。 いや、二発。 いやいや、今までの分も含めて更にプラスアルファで、百発は殴らないと解らない気がする。 そうだ。絶対百発だ! 「ウラァアアア!!今日という今日は許さねぇぞこのクソアマァ!!」 「ひゃーカインが怒ったーわらわらー逃げろー。」 「待ちやがれ!あっ転移とか卑怯だぞクソアマァアアア!!」 嵐が去った後の酒場には、酒臭い物体が数体転がっていたとかなんとか。
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