魔法のある世界

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昔の話。 人間達がまだ誕生して間もない頃のお話。 その当時世界を支配していたのは、強力な魔物、そして過酷な自然。 当時、人間は特別な能力をもたず、あるのは吹けば飛ぶようなひ弱な身体のみ。 そんな人間が魔物に、自然にかなうべくもありません。 このままでは、食物連鎖の底辺となることは明白。 しかし、そうはならなかった。 それは、ひとえに人間が魔物になく自然にない特別なものを持っていたことによります。 知能。 人間は、思考することができました。 無論、それだけで過酷な生存競争に勝ち残れるわけではありません。 ただ、この後に起こる人間の「進化」にこの知能という要因が必要不可欠であったことは確実でしょう。
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