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ーー学校ーー
オルガによるとあの事件の後から襲われて生き残った者達が行方不明になっているらしい
雪「これのどこが気になる情報なの?」
オルガ「・・・一番最初に行方不明になったのは笹岡麻友花(ささおか まゆか)。」
雪「!!?」
私は最初の行方不明者を聞いて黙ってしまった
オルガ「確かあの日にお前に話し掛けようとした人間だったな」
雪「・・・・」
オルガ「そしてお前はそれを拒んだ。違うか?」
雪「そ、そんな事は・・・」
オルガ「そんな事はない。と言いたいんだろ?お前は拒んだ。それは変わらない事実だ」
雪「!?」
私は黙って教室から走って出ていった
オルガ「!?おい!雪花!そっちは駄目だ!・・・って遅いか・・・クソッ!ちと残酷過ぎたか・・・」
ーーー
雪「ここは?」
私はいつの間にか見知らぬ場所にいた
??「ようこそ・・・地獄の門へ」
いきなりどこかで聞いたことのある声が闇の中から聞こえた
雪「え?嘘・・・でしょ?」
振り返るとそこには確かにあの日私が八つ当たりした友達・・・麻友花が変わらない姿で立っていた
・・・いや変わっている所があった
そう・・・麻友花までもが悪魔と契約していたのだ
雪「どうして!?なんで麻友ちゃんまで!?」
麻友花「なんで?そんなの決まってるわ。雪花、貴女をあの忌々しい日常から救うためよ!!」
雪「・・・どうゆうこと・・・?」
麻友花「貴女が毎日毎日あいつらのせいで苦しむ姿を私は見たくなかった・・・だって私は・・・雪花に笑って欲しいって思っていたのに!!」
雪「麻友・・・ちゃん?」
麻友花「フフッ貴女を虐めた奴らは私が全員殺してやったわ!!」
雪「嘘でしょ?なんで麻友花ちゃんがそんな事をしなきゃいけないの!?」
麻友花「どうしてだって?もう忘れちゃったの?約束したじゃない
ずっと一緒にいようって親友だって!」
雪「私は・・・ただ一緒にいてくれるだけで励ましになってたのに・・・・ねぇ!戻ってきて!」
麻友花「もう手遅れなの・・・」
その時麻友花の後ろから悪魔が現れた
悪魔「お前の目的はコイツか?」
麻友花「ええ。契約通りに」
急に悪魔は私の方を向いて何か呪文を唱えようとした
その時私の名前を呼ぶ声が聞こえた
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