人間諦めが肝心と言うけど、結局は負け犬発言だと思う。

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1秒か2秒ほどの浮遊感に見舞われ、暗転した視界が戻ってくる。 足元からの光に目をやれば、幾何学模様の様な魔法陣が輝いていた。 不思議なことにこれだけの光を間近で見たのに視界はクリアに映されていた。 異世界補正とゆう言葉が脳を過るが、答えが解るわけでもないので今はこれ以上深く考えるのをやめる。 魔法陣の光が段々と弱まっていき、自分が使い魔として召喚してほしいと頼んだことを思い出す。 顔を前に向ければ少女の顔、ではなく足がみえた。 「にゃ~(そういや猫サイズだった)!」 何気無く顔を上げる。 白! 別に意図してたわけでもなく、狙っていたわけでもないのだが…… 俺は猫目線と言うものを舐めていた。 慌てて目線を外そうとしても、魔法なのか呪いなのか叶うことはない。 一つ言えるなら、猫になって良かったと始めて思った瞬間でした。 猫最高!ひゃっほぃ! まだ使えても無いご主人様からたっぷりとご褒美を頂いたところで、そろそろ本題に入ろうと思い目線を更に上げる。 青がかった綺麗な翠色の髪を腰まで伸ばし、澄んだ宝石の様な青い瞳と可愛らしい鼻、桜色の小ぶりな唇ととても可愛い女の子が映る。 顔立ちは日本人によく似ているものの違和感は全く感じさせない。 まるで人形のような少女が俺の主(あるじ)のようで、 神様!良い仕事しますねっ! そっと神に感謝をしたところで少女から声をかけられた。
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