自分の力量を知っておく事は大事。

2/24

127人が本棚に入れています
本棚に追加
/97ページ
マリー、ネルの問題が解決した日の昼間。 それぞれが先生や友人に説明を求められている中、俺様ことクロはご主人の元を離れとある森へとやって来た。 王国を囲む外壁をでてすぐにあるその森は、ゲームなんかで言うスライムなどの雑魚しかいない森で、しかし広大なこの森で俺は自身の力を試してみようと足を運んだ訳である。 今の自分の限界を知るとか、そんな立派な理由では無く、ただ単にアニメの力を使いたかっただけなのだが(笑 黒「にゃぁ、にゃー(さてと、この辺でいいか)」 猫の姿だと巨大に見える木々の間をするすると抜けていくこと数分。 突如開けた草原へと出た俺は、ここで力試しもとい暴れることを決めた。 どんな技からいこうかなーと考えていると、後ろの草むらから何かが近づいてくる気配を感じ取った。 振り返ると其処には龍の依頼に出てくる序盤の雑魚キャラ、先程もちょっとだけ名前を出したアイツだった。 黒「にゃー(やっぱり最初の敵はコイツだよな)」 異世界に来た実感が湧く目の前のモンスターにテンションがあがる。 今なら攻撃力も3.5倍に上がっている気がする。 黒「にゃにゃっ!(お前相手ならやっぱりこれだろっ!)」 俺は意気揚々と叫んだ! 黒「にゃっ!(メラガイヤ!)」 すると目の前に今の俺をゆうに超える大きさの火の玉が現れる。 火の玉はそのまま真っ直ぐ水色の物体へ飛んで行きーー アボ~ン ーー大爆発した☆
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

127人が本棚に入れています
本棚に追加