自分の力量を知っておく事は大事。

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馬車が王城に着いた時、ちょうどお昼を知らせる鐘が王国に鳴り響いた。 黒『ん、もう昼か。そんじゃまぁ俺は帰るとするか』 ミ「そうですか、また遊びに来てください。お城の中を案内しますよ?」 ミネラが優しく微笑みながら言い、クロも了解と応えると扉を少し開けてもらい馬車から飛び降りた。 そのまま騎士達の足元をするするぬけて、お城の外へとでる。 門兵達が止めようとして来たが、それもするりとデビルバットゴーストの如くスルーした。 そしてトップスピードを維持したまま、建物の小脇に入りひと段落。 黒「にゃー(さてと…)」 俺は目を閉じて意識を周りから外す。 俺の中にある暖かい”何か”に意識を集中させ、やがて外からの音が途絶えまるでさっきまでとは別の空間にいる感覚に陥った。 ”何か”それはマリーの魔力で、これを感じ取る事で俺は何時でもマリーの居場所を知ることができるのだ。 若干ストーカーチックだが、これが出来ないと使い魔が召喚主の元へ帰れなくなるので必要な事だと思っている。 とゆうより、俺以外の使い魔だとストーカーチックでも無いのだろうが…(あれ、目から汁が…) 黒「にゃー(城の向こうかよ…)」 どうやら学園は今いる場所からお城を挟んだ向こう側にあるらしく、俺は気ダルさと面倒くささにため息をつく。 「ちょっwwここ何処だよwwwてかあんたら何?誘拐ですかwwww男同士でとかwwアーー!な展開ですねwwww解りたくありませんっwwwwwww」 城の方から聞こえた男性の声にもうひとつため息が零れた。
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