自分の力量を知っておく事は大事。

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カ「ちょっと!マリー、ちゃんと部屋の鍵閉めて出ないと、いくら学園内にある寮だからって…用心しなさいよ?」 マ「わ、わかってるよー。ちゃんと閉めた筈なんだけどなー…」 クロを加え寮へ向かう、今朝はバタバタしてたので本当に鍵を閉めて出たか自信のない私は小さく反論。 カナは全く!と相変わらずのお姉ちゃん肌です。 「マリー先輩!カナ先輩!」 とそこで後ろから声をかけられ、私達は振り返るとこちらに手を振りながら駆けて来る後輩、ネルちゃんがやってきた。 ネ「お疲れさまです!お二人とも今帰りですか?」 マ「お疲れー。うんそうだよ!」 カ「折角だから今日も一緒にマリーの部屋に集まらない?ほら2人のお祝いに!」 カナの突然の提案。 だけど否定する人はいる筈も無く、私とネルちゃんが頷いたのは同時だった。 カ「じゃぁ、1時間後にマリーの部屋に集合ね」 寮につき、各々の部屋に帰るため一旦別れる。 私も自分の部屋迄ついて、鍵を開けて入った。 さて、何を作ろうかなーと玄関に置いてある、鍵を入れる為の小さな籠に鍵を入れようとして気がついた。 マ「(あれ?鍵、かかってた?)」 片手で抱えているクロを見る。 玄関が閉まっていたということは、クロは窓からでたのだろうか… しかし私の部屋は寮の5階に当たる場所にあり、窓の外にはベランダなどのない作りなので、幾ら猫のクロでも一階に辿り着くのは不可能な筈。
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