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カ「まぁいいわ。貴方の実力は認めざるを得ないしね」
そう言うとカナが此方を見てきた。
マ「わ、私も異論はありません。ライケット君は?」
ライケット君の方を見ると彼は何か考えるような仕草をしていて、此方に気付いたのか顔を上げる。
レ「ん?ああ、良いんじゃ無いか?」
そんな訳で、私達はこの四人で依頼を受けることとなった。
レ「なぁ、一ついいか?」
ライケット君からの発言は少ない為、私たちは自然と会話をやめて次の発言を待つ。
レ「さっきシルフィードさんは兄さんと言ってたけど、シルフィード家に息子は居なかった筈だ。いや、居なくなったの方が的確か?」
言われて気がついた。
シルフィード家は王国に存在する五大貴族の内の一つで、風の貴族として民からの信頼もあつい。
そして、有名な貴族となると家族構成なども公にしているところは少なくない。
五大貴族とまでなると自然に耳に入ってくる程で、風の貴族シルフィード家には”今は”息子が居なかった。
今は…、つまり昔は居たのだ。
天才と謳われたクリアさんのお兄さん。
だけど、数年前に魔物に殺されたと聞いていたんだけど……。
クリアさんを見ると、その表情に変化は見られない。
ク「兄さんと兄は別人……」
ん?それって…
ク「兄は4年前に魔物に殺された……」
その話、本当だったんだ。
ク「兄さんは最近知り合ったギルドの人………矛盾に所属してる。だから好都合だった。」
そうだったんだ。……ん?ギルドの人?
カ「そのギルド員は誰なのかしら?なんでマリーの事知ってるか知りたいのだけど」
カナが私も思ったことを聞いてくれた。
私はギルドとの関わりがあまりないので、もしかしたら知り合いなのかも?なんて考えていると
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