ライオンは我が子を崖から落とすんだって

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メ「面倒って…。今からドラゴンを相手されるかもしれないのですよ?大丈夫なんですか?」 ドラゴン? すごい!ドラゴンの依頼なんて最低でもSランクなのに…。 「んー。まぁ、なんとかなんだろ」 カブツさんと目があった気がした。 私はずっとカブツさんを見てた訳だから、それは当然の事なんだけど…… マ「(今…笑った……?)」 表情が変わった様子は無かった。 何気なく此方を見て、その目線はすぐに他へと移った。 なのに… マ「(不思議な感覚…。この感じ、何処かで……?)」 彼が纏う雰囲気?態度?表情?違和感? 何かはよく分からないけど、たぶんそれはとても曖昧なモノで… マ「(私は、この人の事を知ってる?)」 ポンッ! カブツさんが量の掌を重ね、一つ音を鳴らした。 「さて、最後のルールの説明といこうか!」 自然に集まる目線の中心で、カブツさんはニッコリと笑い 「3つ目は俺と同伴することを条件に、Sランクに相当する難易度の依頼の許可をだそう」 笑顔でとんでもない事を言った。 「なっ??」 さすがにこれにはレンディ先生も驚いたらしく、目をいっぱいに見開いていた。 逆に、その隣でライケット君が睨むかのような視線をカブツさんに送っていて、カナに至っては少し楽しそうな雰囲気すら感じ取れた。 レ「さっき、受付の女がドラゴンと口にしていたが…」 ライケット君が鋭い視線のままカブツさんに問いかけた。 「ぴんぽーーん!大正解!!依頼はドラゴンの討伐だよ??」
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