2169人が本棚に入れています
本棚に追加
「大丈夫……」
呟きを
自己に暗示をかけるように
単調に繰り返し
夜道を再び歩き出す。
自分がいま
どこを歩いているのか
どこへ向かっているのか
よくわからないまま。
孤独と虚しさが
延々とつきまとう
死地へ赴くような
希望の見えない歩みでも。
立ち止まることは
私にはできなかった。
最初のコメントを投稿しよう!