天界暦XX年4月1日

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昨日、ラファエルから日記帳を貰いました。 何故、日記帳なのかはさて置き、せっかく貰ったのですから今日から日記をつけていこうと思います。 三日坊主にならなければ良いのですが……。 今日はいつも通り、神様の仕事を手伝いに向かいました。 私の家は神様の城から近いので、歩きながら向かいます。 歩いていると、道行く天使達から声をかけられます。 大人も子供も皆、一様に笑顔を浮かべています。 これも、神様の治世のおかげです。 天使達に返事を返しながら、先を急ぎます。 しばらく歩いて城に着き、今は、神様の書斎の扉の前に居ます。 扉の向こうから話し声が聞こえてきました。 早く中に入りましょう。 ルシファー「すいません!遅くなりました!」 扉を開けると、神様とミカエル、セラフィムの三人が居ました。 神様「おお!ルシファー来たか。今日は遅かったのぅ。心配しておったぞ!」 始めに、神様から心配され ミカエル「遅かったな?今日は来ないのかと思ったぞ。」 ミカエルから皮肉を言われ セラフィム「寝坊ですか?」 セラフィムから寝坊を疑われる。 ルシファー「心配をお掛けしてすいません神様。ミカエルも、ちゃんと来るに決まってるじゃないですか。セラフィム、私は寝坊なんてしたことないです。」 私は三人にそれぞれ返事を返すと、自分の席に座ります。 因みに、私が遅れる度にセラフィムは寝坊を疑ってくるので、このやり取りにも慣れました。 ルシファー「遅れたお詫び……ではないですが、今日はお土産がありますよ。」 私は、そう言いながら空間を開きます。 因みにpart2、私達天使、堕天使は勿論、神様は魔法が使えます。 今、私が使っているのは【ボックス】という魔法で、買い物をしても手に持たなくて良いので大変便利です。 セラフィム「お土産って何ですか?」 セラフィムは「お菓子ですか?お菓子ですよね?」なんて言いながら聞いてきます。 まるで子供のように目を輝かせるセラフィムに苦笑しながらも、空間から目的の物を取り出して答える。 ルシファー「セラフィム、そんなに慌てないで下さいよ。先日、お隣の方が旅行に行ったとかでお土産を戴いたのですが、中々美味しかったので皆さんもどうかと思いまして。」 ミカエル「うん?いちご大福か。旅行先は機械世界だったんだな。機械世界に旅行とは最近の天使にしては珍しいな。」
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