天界暦XX年4月1日

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私がセラフィムと遊んでいると、神様に声を掛けられました。 神様「ルシファー、セラフィムで遊ぶのもその位にして、茶を淹れてくれんか?せっかくお主が持ってきてくれたんじゃ、皆でいただこう。」 神様にそう言われたので素直に応じることにします。 ですが、一つだけ訂正させて下さい。 私はセラフィム「で」遊んでなんていません! セラフィム「と」遊んでいたんです! その辺りは、重要なので間違えないで下さい! と、そんな事を考えているうちに、お茶も淹れ終わりました。 ルシファー「いちご大福に合わせて今日は緑茶にしてみました。」 そう言って各々の前にお茶を置くと、セラフィムが我先にと、いちご大福に手を伸ばしたので待ったを掛けます。 ルシファー「セラフィム、待って下さい。」 私がそう言うと、私の方を見て泣きそうな顔になっているセラフィムが居ました。 セラフィム「何でですか?」 そう言うセラフィムの顔は今にも泣き出しそうで……。 あぁ、罪悪感が……。 ルシファー「先にラファエル達の分を取り分けるので、少し待ってて下さいね?」 そうしないと、ラファエル達の分までたべてしまいそうですからね……。 そして、直ぐにラファエル達の分を取り分けて、自分の分を一つセラフィムの皿に移します。 ルシファー「はい、皆さんどうぞ。セラフィムには一つサービスです。」 それぞれ、皿に取り分けたいちご大福を置いて言うと、セラフィムに満面の笑顔をむけられました。 セラフィム「ルシファー!ありがとうございます!」 あぁ、癒やされます。 神様「良かったのぅ、セラフィム。」 ミカエル「おや、僕には無いのか?」 神様が微笑ましげにセラフィムに声を掛け、ミカエルが皮肉る。 今となっては最早お決まりになったパターンです。 ルシファー「ミカエルには、また今度という事で勘弁して下さい。」 ミカエル「仕様がないな。期待してるさ。」 これも、お決まりです。 お茶を飲みながら仕事をしていると、書斎の扉が開き三人の天使が入ってきました。 ラファエル「ラファエル以下三名、只今戻りました~。」 ガブリエル「神様、第三区画への報告は無事、完了しました。」 ウリエル「ただいま~!」 どうやら、外に仕事に出ていた三人が帰ってきたようです。 ルシファー「ウリエル、お帰りなさい。ガブリエルも、 お疲れ様でした。ラファエル、部屋に入ってくる時はノックをして下さいと、何時も言ってるじゃないですか。」
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