強引なその腕に抱かれて

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―――「え~・・・!? 笑美の好きな人・・・ってさ。 あんたついこの前まで己一君と付き合ってたでしょ?」 予想していた通り、結月は私の言動に難色を示した。 しかし私も必死だ。 せっかく掴んだチャンスを逃したくない。 その一心で必死に結月を説得する。 「詳しい事は会ってから話すよ。 遅くなるようならうちに泊まってってもいい。 だから、今日だけ付き合って! お願いだから・・・。」 ―――「本当に、今日だけだよ・・・?」 「うん・・・!!ありがとう!」 ―――「じゃあ、これから琴似に向かうから。 笑美の新居の場所がわかんないし、地下鉄駅までお迎えよろしく。」
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