第1章

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「ジミー、素敵な夜ね。」 「そうだね、ローラ。紅い満月なんて珍しい。」 ジミーは、内心、こんな夜に不気味さを感じていたが、小心者と思われたくなかったので、調子を合わせた。 「ローラ。今度、大きな仕事があるんだが、それが成功したら、結婚しないか?」 ローラは口に手をやって驚いた。 「おお、ジミー!ジミー!ええ!愛してる!」 ジミーはローラを抱きしめた。 「お二人とも、お熱いねえ?」 「おいらたちも仲間に入れてよ!」 「素敵な殿方。そんな女捨てて、ワタシとどう?」 「誰!?」 「何だ!お前たち?・・・人形!?」 トムがナイフを持ってジミーに襲いかかった! ジミーはベンチから落ちて、地面に揉んどり打った。 マイケルが、ローラを襲う! 「きゃああああっ!?」 ローラもベンチから落ちて、地面に倒れる! 「うるさいよ!ブス!大人しくしな!」 そこにサラマンダーが現れた。 「よし、マイケル、トム、エイミー、女の方だけ拐え。行くぞ。」 「アイアイサー!」 トムは、ローラの急所を攻撃して気絶させた。 「ローラ!」 ジミーはトムに押さえつけられて、身動きがとれない。 「こいつ!?人形のくせに、何て力だ!?」 エイミーがジミーに近づいて、接吻をした。 「おやすみ、ダーリン。今度イイコトしましょうね。」 エイミーはジミーにおもいっきりビンタをした。 ジミーはあまりの衝撃に気絶した。 ジミーが再び意識を取り戻した時、ローラの姿は何処にもなかった。
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