第1章

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「魔法使いって、ご存知ですか?」 「ファンタジー作品に登場する魔法使いですか?知ってますよ。」 「この資料を見て下さい。」 ブラウンは、パソコンを操作して、ある資料を画面に映した。 ジミーはそれを覗きこんだ。 「中世の魔法全盛期、魔法と言うものはそんなに珍しい事ではなかったのです。もともとは古代の歴史にまで遡りますが、魔法の力を手にするには、人の命、生け贄が必要なり、魔法使いは、より強い魔力を得るために、多くの命を犠牲にしたとか。」 「それと今回の事件と、何か関係が?」 「恐らく、今回の連続殺人事件の犯人、我々は『人形使い』と呼んでますが、魔法使いに間違いありません。魔法使いは、満月の夜、儀式を行って、生け贄を殺します。次の満月まで、後1週間。ローラさんが危ない。急いで行動しましょう。」
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