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はぁ…
何をバカなことを…
あぁ…もう、くだらない。
おしまい、おしまい。
あまりに呆れて苦笑すると
私を見つめていた小林は、ちょっとだけ視線をずらして、オフィスの入口に目線を移した。
思わずその目線を追って後ろを振り返ると、
えっ・・・?!
腕を組みながら
ドアにもたれかかってる裕。
う、うそでしょ…
いつからそこに?
東京からそのまま直帰するんじゃなかったの?
「お前ら会社で何の話してんだよ」
裕は眉間にしわを寄せながら、
グシャグシャって前髪をかくと、
明らかに機嫌が悪い表情を見せながら
私たちの席に近づいてきた。
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