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第二章
カノンと竜の鱗
ここは、クレストラ村、カノンはここで暮らしている。
カノンは今自分の工房兼武器屋で暇をもて余している。
「よっカノンちゃん、久しぶり元気だった?」
カノンに声掛けたのは、隣で道具屋を営んでいる。ゴッホという名の商人だ
カノン「なんだゴッホのおちゃんか、なんか用?わたし今忙しくてしょうがないの」
ゴッホ「忙しいって、今カウンターで寝てたでしょ」
カノン「そんなこと無いって、それよりおちゃん都に行って来たんでしょ、なんか面白いことあった?」
ゴッホ「いやー、相変わらずだったよ、人が多くて、自分の作った道具を売って、引き上げて来たよ、どうも人ゴミには、慣れなくて、やっぱりクレストラ村がいいよ」
カノンはつまらなそうに話を聞いている
カノン「おちゃんそんなこと言うために
私の眠り妨げたの!」
顔上げて詰め寄るカノン
ゴッホ「まぁまぁ、怒らないでカノンちゃん、カノンちゃんが喜びそうな話もあるから」
カノン「ふーん」
ゴッホ「道具屋仲間から聞いたんだけど、
どうやら都の西ある、クレストラ山脈で、ドラゴンが巣ずくり初めたらしいんだ」
カノン「ドラゴンが!?」
ゴッホ「あーもう何人かクレストラ山脈え向かってらしい」
カノン「ドラゴンってことは、竜の鱗!」
ゴッホ「まぁ、そうだろうけど、子育て初めているドラゴンに向かって行くのは、正気じゃないね」
カノン「竜の鱗があれば、いろんな武器に使える!しかも1枚で半年は暮らしていける!」
ゴッホ「カノンちゃん話聞いてた?ドラゴンに向かっていったら、って」
店じまい初めるカノン
カノン「おちゃん、んじゃちょっとクレスト山脈行って来るよ」
ダダダダダダダダダダダダダダダタ
あっという間に用意し都に向かって走って行くカノン
呆然とカノンを見送るゴッホ
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