二夜

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「ん?」 戸を開けた珠美さんと、会計を終えた相原さんは、見事に至近距離で向かい合う形になって。 「んん?んんんー?」 珠美さん、そんな怪訝な顔で相原さんを見なくても・・・ 「あー!!」 え? 「こいつ!うちの子会社に来たヤクザの兄貴分じゃないの!!何でこんなとこにいんのよ!!」 ええっ!? 「・・・ああ、あのときの威勢のいい嬢ちゃんか。」 相原さんの方も、覚えていて思い出したらしい。 珠美さん、気分良く来店して、ほんの数十秒で一気に不機嫌MAXな表情に。 俺と木戸とミハイさんは、間に入るわけにもいかなくて。 本日、これにて閉店。
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