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「でもね、一番はチューの時のその顔~マジでそそる!!だから他の奴とチューしちゃダメだよ?」
ドキドキと心拍数が跳ね上がっていく。
(それ、耳元で囁くのは反則ですっ!!)
「陽介、返事は?」
「は、はい…」
とまあ、大体この後はいつも寝落ちすんだよな~なんてぼんやりと思っていたら、ふと素肌にリアルに手の感触が…
「え…?ちょ、ちょっと!要さん?」
「心が繋がると身体も繋がりたいよね~?」
「気持ちはありがたいんですが、ここエレベーターなので、せめて部屋行ってからにしませんか?」
「ダイジョブ、ダイジョブ~!俺上手いから~!」
ケラケラと笑いながら、押し倒されかねない勢いだ。
兎に角、首元に絡みついた要さんを抱えつつも、僕のキーケースに一緒に並んでいる要さんの部屋の鍵をポケットから取り出す。
引きずるようにして、部屋へと入る。
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