2人が本棚に入れています
本棚に追加
パアーン…
樹海の中から何かが打ち上げられ、ヘリの上で破裂をした。
壱が、木菟に質問します。
「あれはなんですか?」
「ワハハ…良く見ていろ…あれは面白いぞ!」
壱も初めて見る…秘密の術だ。 ヘリは…少し様子が変です。 ローターの周りが、キラリ…キラリ…と光り出し…そして糸をひきながら…徐々に増大をしているようだ。
「ワハハ…これを見るのは久しぶりだな!」
「木菟様…あの術は一体?」
「亀甲縛という術だ…動けば動くほどに、あの糸が増え続けてな…最後は亀甲縛りになってしまうんだよ…」
「亀甲縛りって…まさかアレですか?」
壱が、ワクワクしながら真剣に質問をします。
「対抗手段は?」
木菟は真面目に答えます。
「壱よ、それはな………ナイショ!!」
壱は、殺意を覚えた。
最初のコメントを投稿しよう!