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壱から強烈なゲンコツを貰った木菟は、頭をさすりながら答えます。
「んー…ワシにも全くわからんのだ…昔からある術だが、術者一族の秘伝とされていてな…」
「凄い術なのですね」
「あいつらは…SMの研究では世界屈指の一族でもあるんだ。 凄いからな、見逃すなよ」
「は?SMの研究?」
ヘリは、白く光る糸にだんだんと包まれて行き…本当に亀甲縛りとなって墜落をした。
「さて、中のパイロットも亀甲縛りになっているんじゃないか? 見に行こう…」
木菟は楽しそうです。
墜落したヘリに到着すると…飛び散った亀甲縛の糸の巻き添えになった樹海の木々がみんな亀甲縛りとなっていた。
「…ん…んふぅ…」
近くの茂みから、人の声が…何か、心がワクワクとする声が聞こえます。
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